【トイプードルに必ずすべき予防】愛犬の健康を守る!4つの予防で病気知らず。飼い主が最低行うべき4つの予防

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愛犬との楽しい毎日を過ごすためには、愛犬の健康が欠かせません。しかし、犬は人間と比べて免疫力が低く、病気にかかりやすい動物です。そこで、愛犬の健康を守るために、飼い主さんが行うべき予防を4つご紹介します。

トイプードル君と暮らし始めて6年。
毎年庭の梅や桃の花を愛でて、そして桜満開の公園で愛犬のお散歩。寒さから解放されて、愛犬も外に出るのが楽しい季節。そして梅雨の長雨。

そんな季節が過ぎて行く ”時” を愛犬が健康で楽しい毎日を過ごす為に、飼い主さんは何をすれば良いのか・・・。

日本獣医師会による「家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(H27年度)」によると、飼い主さん2000人が選ぶ「困る事、不安な事」の第2位に「病気などの治療費」が入っています。

病気やけがの治療費は人間と違って健康保険が無いので、全額飼い主さんが費用を負担しなくてはいけない事、そして備えとして「ペット保険」に加入するのが良いと「ペット保険選び注意すべき8項目」に書きましたが、そもそも病気にならない様にするのが一番だと思います。
そこで病気を予防する為に飼い主さんが行うべき予防を4つ選んでみました。

注意!!
この記事はうちの愛犬の健康を考えた時に調べた事などから考えをまとめたものなので、あくまでもひとつの意見として読んでくださいね。

予防接種

飼い主として、愛犬の幸せの基本となるのが、他の犬から感染症をうつされない、また、犬友にうつすことの無い様にする事。その為に、法的に飼い主さんに義務付けられている予防接種と任意の予防接種の大きく分けて2種類があります。

  1. 狂犬病の予防接種
    狂犬病の予防接種は、厚生労働省が定めた狂犬病予防法で、全ての犬に接種する事が飼い主さんに義務付けられています。もし、うっかり忘れた場合など、時として20万円以下の罰金の可能性もある様です。忘れずに、年1回の狂犬病の予防接種を行いましょう。
    • 時期:4月から6月(自治体や地域によって異なる様です)
    • 方法:各自治体による集団接種(愛犬の登録先から案内が来ます)と、飼い主さんが動物病院に連れて行く個別接種
    • 費用:集団接種は3000円位。個別接種は病院によって異なる様ですが集団接種より高くなります
  2. 混合ワクチンによる予防接種
    混合ワクチンは、飼い主さんの任意にはなっていますが、個人的には必ず行う方が良いと思っています。例えば、トリミングに行く、ドックランやホテルを利用する時などほとんどの施設でこの混合ワクチンの「予防接種済証明書」の提出を義務付けているから。
    混合ワクチンの種類は、2種から11種まである様ですが、致死率が高い感染症を防ぐ5種以上が良いのではないかと思います。
    • 時期:1年に1回
    • 方法:行きつけの動物病院。病院によって取り扱っているワクチンが異なりますので、事前に接種したい混合ワクチンの種類とその取扱いがあるかを調べた方が良いかと思います。
    • 費用:病院によって異なり、3種まで3000円~・5種まで5000円~・7種まで6000円・8種以上7000円以上程度は必要と思われます。
  3. 注意点
    • 日頃から愛犬の様子をよく観察して、アレルギーの有無を知っておきましょう。予防接種によって、アレルギーの発症や体調の異変が起こる場合もあります。午前に接種して異常があれば午後に診断してもらう様にするスケジュールが良いと思います。
    • 予防接種の費用は、ペット保険では支払対象にならないと思います。

健康診断

愛犬達は人間より4~7倍成長速度が速いと言われています。
子犬の時は、その子の基本的な健康状況を知る上で、また、青年(?)以降は病気の早期発見や体調管理の為にも、最低1年に1回は健康診断をする方が良い様です。できれば、シニア期以降は1年に2回が良いと思います(小型犬、中型犬は7歳から、大型犬は5歳からシニア期に入ると言われます)。

人間の健康診断と同じようにいくつもの検査項目がありますが、愛犬の年齢・犬種・病歴などから最適な検査項目を選びたいものです。

  1. 検査項目
    私達の人間ドックと同じような多彩な検査項目があります。これは完全に迷います。
    そこでお勧めは、多くの病院では、松竹梅ではないですが、検査のパッケージ販売をしているので愛犬の年齢・犬種的にどのパッケージが良いかを先生に相談するのが良いと思います。        
    • 視診、触診、聴診   問診から見て・触れて・聞いて、まずは異常が無いかの確認
    • 尿便検査       寄生虫の有無、泌尿器系の病気、糖尿病など
    • 血液化学検査     臓器や器官系が正常に働いているか、その他病気の予兆の検査
    • レントゲン検査・超音波検査・心電図・体脂肪測定・完全血球検査など
  2. 検査費用
    この費用は病院ごとに、検査内容と共にだいぶ異なります。

検査項目もそうですが、費用もどのくらいのかけるべきかも悩みますよね。
そこで1つの指針として、日本獣医師会のホームページに健康診断を行っている病院の価格に関するアンケート結果が載っています。
そのデーターを見ると1365病院のうち、健康診断を行っている病院は722病院(53%)であり、10000円以上12500円未満に設定している病院が一番多い様です。

ただし、前後の金額の病院数を見てみると検査項目にもよると思いますが、10000円~25000円の間が同等程度の件数であることから、このあたりの金額を想定しておくのが良さそうです。

フィラリアとダニ予防

  1. フィラリア予防
    フィラリア症は、蚊を介してうつるフィラリアと言う寄生虫が血管や心臓、肺動脈などに寄生して全身の血液循環や内蔵機などに大変重い障害を引き起す様です。私が子供の時に飼っていた外飼いの愛犬は、フィラリア症を発症して施術をして体内からフィラリア成虫を摘出しましたが、結果的には命を落としてしまいました。愛犬にとっては大変怖い病だと思います。
    しかし、現在は適切な予防で完璧に防ぐことができる様です。それは、予防薬を投与する事。
    • 投薬期間:感染時期は蚊の発生とリンクするので、1匹目の蚊が出たら投与を始めて、蚊が飛ばなくなった翌月まで毎月1回定期的に欠かさず
    • 価  格:おやつタイプで小型犬1000円/月程度・大型犬2000円/月程度くらいから
    • 注意点 :予防薬と言っても実際には蚊に刺されて表皮に寄生したフィラリアの子虫を駆除する薬だそうなので、そもそもすでに血管内や心臓に寄生されていた場合には効果が無いようです。また、体内に寄生しているのに予防薬を投与することで、アレルギー反応を引き起こし死に至らしめる事もある様なので、毎年投与の前に、病院で血液検査をして体内に寄生していないことを確かめる事が大切だと思います。
  2. マダニ予防
    マダニを介して様々な病原体が愛犬の体内に入り込むと言う厄介な相手。日本には10種類以上が生息しているとの事。草むらや茂みなどに潜んで、散歩の時に犬に寄生するようです。
    また、マダニは人にも寄生するので屋内で愛犬と一緒に暮らす時には特に注意が必要です。
    ただし、マダニも予防薬と駆除薬で対応できます。
    • 投薬時期:春と秋に感染のピークがある様です。よって、春から冬前までが良いと思います
    • 価  格:小型犬1500円/月程度・大型犬2500円/月程度くらいから
    • 注意点 :マダニの薬は市販品も多くあるようですが、病院での処方薬に比べて、効果が6割程度のものもある様なので、春先にフィラリア予防薬と同時に病院処方の方が良い様な気がします(フィラリア予防とマダニ予防の2in1のお薬もあります)

住友ファーマアニマルヘルス株式会社のサイトに「全国犬のフィラリア感染期間の目安」と言う便利な情報が載っています。

歯槽膿漏の予防

「なんか口臭がきついなぁ」と感じたら、歯の健康を疑いましょう、いわゆる「歯槽膿漏」や「歯周病」と言う病気です。このきつい口臭を放置すると顎の骨や体に関わる重大な疾患に繋がる様です。
3歳以上の愛犬では、実にその8割が歯周病だという報告もあると聞いています。

  • 口臭が臭い
  • 歯垢や歯石が付いている
  • 歯茎が赤い、後退している   などなど

このような症状がある時は、歯周病だと考えて対策が必要です。

  1. 歯磨き
    なかなか大変で、どうしてもパスしている毎日の積み重ねを反省して、末永く楽しく暮らすために
    食後の歯磨きを習慣付けましょう。
    • 方法:歯ブラシや歯磨きシートで磨く
    • 価格:歯ブラシは、様々な種類があり一概には言えませんが、1000円程度
         歯磨き粉は、更に様々。400円位から7000円位とかなり値幅があります
         歯磨きシートは、数百円から3000円位ですが、枚数などに差があります
    • 注意点:獣医からは、シートよりも歯ブラシが良いとアドバイスもらいました
      但し、歯ブラシは愛犬の大きさにマッチした大きさの歯ブラシを選ぶのが大切
  2. 歯垢や歯石の除去
    これはこれでなかなか大変の様です。進行具合にもよるとは思いますが、基本的に全身麻酔。その為事前検査で麻酔をかけても良いのかどうかをチェック。そして、レントゲン検査を経て除去にはいる様です。全身麻酔はどうしても危険が伴うようなので愛犬の体調をよく確認してから。
    • 方法:歯科治療も行う動物病院での治療
         全身麻酔治療と無麻酔治療
    • 価格:全身麻酔の場合、進行具合と処置の範囲(例えば除去だけか、歯の治療や抜歯が必要か、など)によってかなりの値幅がある様です。除去だけならトイプーで4万円前後で、治療が必要だと20万を超える場合もある様です。
      無麻酔の場合は、1万円から2万円程度の様です
    • 注意点:全身麻酔は、リスクが伴いますので、獣医による事前の確認は必須
      無麻酔の場合には、犬の性格もあるので奇麗に除去がやりきれない場合などもある様です。
      保険の適用か否かは、基本的には病気やケガに対して支払われるものなので、「奇麗にするだけ」の場合は支払いはないと思いますし、そもそも、歯垢除去が支払い対象であるかどうかは事前に保険会社に確認することをお勧めします。
      愛犬のペット保険に関しては 「ペット保険選び注意すべき8項目」の記事を参考にしてください。

うちのわんこの場合

春先は忙しく順番的には、4月下旬から6月中旬にかけて行きつけの病院で行っています。

  1. 健康診断
  2. 狂犬病予防接種
  3. フィラリア予防(血液検査+フィラリア予防薬+マダニ予防薬)
  4. 混合ワクチン接種
  5. ワクチン接種証明書をトリミングとドックランの施設に提示

予防接種は、狂犬病は特に問題なかったのですが、混合ワクチンを初めて接種した後は副反応がでました。目の周りがうっすらとピンク色になって、少しだるそうになったので、午後病院に行って診てもらいましたが、様子見と言うことで少し心配しましたが、翌日にはいつものように元気になりました。

この様に愛犬によって副反応が出るので、予防接種は午前中にした方が良いと思います。
翌年以降、混合ワクチンを8種を6種にしたところ副反応が出ずに接種した日も元気です。

フィラリア予防は、血液検査をして異常なしを聞くと嬉しくなります。私の住んでいるあたりは特に昔からフィラリアが多いと言われているので。薬は昨年はフィラリアとマダニや虫下し等に効く1つの薬でしたが、結構お高くて今年は初めてフィラリアとマダニ等それぞれの薬にしてみたところ更に高くなってしまい失敗!来年は元に戻す予定です。

ちなみにマダニ等の対策は昨年からです。実はある日のうんちに動いているものを発見してから。慌てて病院に連れて行って虫下し薬を貰い直に完治しましたが、うんちは時々よく見ることをお勧めします。散歩の時にどうしても草を口することが有るので、虫が体内に入りやすいのだと思います。このことを契機に虫関係に気を付ける様になりました。

歯に関しては、最近の1年くらいから口臭が気になったので、病院に行った時に少し診てもらったら、歯周病になりかかっているとの事。
歯磨きは愛犬が嫌いなのと私も少し面倒だったのでだいぶ手抜きしてきたから先生に注意を受けてしまいました。この春からは毎日夜歯磨きを少しでもする習慣にしていますが、この辺りは別に報告したいと思います。

健康診断は、今のところ特に問題なく健康体で安心しています。が、来年は7歳になるのでそろそろ春と秋の2回にしようかなぁと思案中です。併せてシニア用の保険も現在勉強中。これから先はどんどん歳をとっていくので今まで以上に健康には注意しようと思います。

愛犬にすべき4つの予防をまとめてみると

楽しく過ごすには、健康が第一。
その為にも決められている事や推奨されている事はなるべく愛犬にはしてあげる事が大切。

  • 予防接種
  • 健康診断
  • フィラリア予防
  • 歯槽膿漏予防

この4つを少なくとも1年に1回はする事で、家族である愛犬の健康維持と飼い主さんも含んだ幸せな時間に必ずつながると思います。

正直少々費用は掛かってしまいますが、体調を悪くさせてしまう方が費用も掛かるし、お世話にも時間や手間が掛かってしまうと思います。何より、楽しいはずの愛犬との生活が、つらい時間になってしまう事が一番悲しくないですか?

いつも笑顔で過ごす為にも、飼い主としてしっかり続けて行きたいと私は思います。

おわり