ペット保険は家族の安心を守る!選び方のポイントを解説
トイプードル6年飼い主が教える、愛犬の病気やケガに備える方法
「大切な家族だから、病気やケガの時もできる限りのことをしてあげたい。」
そんな思いから、ペット保険に加入したというトイプードルの飼い主です。
ペット保険を選ぶ際に重視したのは、
- 入院や手術の補償範囲
- 年間の補償総額
- 待機期間
ペット保険の選び方のポイントを解説します
トイプーと暮らし始めて6年。病気やケガは子供の時と高齢になって頻発するようです。
家族として、万一の時にできるだけ対応できるように備えたいと思った経験をもとに書いてみました。
ペット保険。私は必要だと思います。大切な家族。できるだけのことはしてあげたい。
しかし、愛犬の犬種や年齢、今の健康状態、自分の懐(ふところ)事情などから何を基準に考えて、どんな保険を選ぶべきなのか?
どのような保険商品を選ぶかお悩みの方は、商品選びの参考にして頂ければと思います。
注意!!
この記事はあくまでもうちのわんこの保険を探すときの考えをまとめたものなので、あくまでも1つの意見として読んでくださいね。
愛犬の為のペット保険とは
私たち人間と違ってペットは公的な医療保険制度がありません。私たちは病院で診てもらうと、掛かった費用の一部を支払えばよいですよね。でも、ペットが診てもらうとその費用全額を飼い主の私たちが支払わなければなりません。
そこで登場したのが「ペット保険」
ペット保険に入ると、その保険の商品ごとに決められたルールで総額の50%や70%を保険が負担してくれると言う保険です。
ちなみに、予防接種や健康診断の類は自分が調べた中では、保険の対象では無かったです。
医療費ってどのくらい掛かるのか
結構かかると言うのが結論ですね。
例えば、愛犬の治療費用例がとある保険の請求データを基にしたサンプリングでは以下の通りになっています。
- 皮膚腫瘍の摘出手術にかかわる費用 90,400円
- 異物誤飲で全身麻酔の上内視鏡使って取り出した場合の費用 77,760円
- ずれた膝蓋骨を手術で戻した場合の費用 254,000円
- 折れた骨を手術でつなげた場合の費用 308,700円
また、これらの診療費などは病院によって異なる様です。
動物病院の診療費は、法律上自由に競争できることになっているとのこと。つまり、病院が独自に料金を設定する事ができ、設備やスタッフ体制、家賃などの経営する上でのコストからそれぞれの病院ごとに決めているようです。
確かにうちの愛犬の検査費用を知人に話したら「安いね!うちは○○くらいだったよ」と言われたことありました。
ちなみに日本獣医師会が行った令和3年度実施の「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査結果」によると、東京都内の初診料などの中央値は以下との事です。
- 初診料 1,500円
- 時間外診療(深夜) 6,250円
- 股関節脱臼 87,500円 ← 外科的手術で脱臼を戻す処置代のみ
- 全身麻酔 11,250円
いろいろな処置に関する金額の中央値が掲載されていますので、ご興味ある方は日本獣医師会のホームページをのぞいてみるのも面白かも
日本獣医師会のホームページ http://nichiju.lin.gr.jp/small/ryokin.html
また今回は省きますが、犬種によってり患しやすい病気やケガなどもある様です。
この辺りは、迎え入れたら必ず知っておきたい知識かと思います。
ペット保険選びの確認点と選び方
では、ペット保険を選ぶ時に確認すべきはどんな点でしょうか?
結構ありますよ。私もだいぶ悩みました。
多くの保険がざっくり分けると以下の項目で構成されているかと思います。
自分の目的をしっかり考えて、優先順位をつけておく必要がありますね。
例えば、通院よりも入院や手術へ手厚い方が良い。とか、毎月の保険料は多少高くても病院にかかった費用の多くをカバーした方が良い。とか・・・
以下の項目が全てではありませんが、概ね抑えられた項目かと思います。
A項目 通院・入院・手術のどの費用が保険の対象となるか
☞ たいてい3つが対象ですが、中にはいずれかに特化した商品もあります。
B項目 保険でカバーできる割合は何%か
☞ 毎月の保険料にダイレクトに関係します。治療費総額の50%か70%がほとんど。このカバーの%が上がるほど毎月の保険料は高くなります。なかには90%・100%という商品もありますが、かなりお高いです。
C項目 通院、入院それぞれの1回の支払限度額や日数限度
☞ 1通院当たり、あるいは1入院当たりの限度額や年間の日数制限です。
D項目 1年間の支払限度額
☞ そのままですね。支払われる年間の補償総額。
E項目 新規加入や更新時の年齢等の条件、年齢による値上がり状況
☞ 高齢になってからは新規に保険に入ることができない商品もあります。日頃からある程度どうするかを考えていないと、気が付くと新規に保険に入れない年齢になっていた!なんてことも起こりえます。ただし、加入していれば新規で入れない年齢以降も継続できる商品が多いので、新規加入のタイミングは考えておいた方が良いと思います。
F項目 補償開始までの待機期間
☞ 意外に大事かと思います。初月保険料分を支払っても、直ぐに保険が使える事はほぼありません。
毎月の支払期限(新規の入金は10日までとか)までに払い込めば、翌月から補償期間に
なったり、最初の支払日から30日経過したら補償期間になったりなど。
特に腫瘍系の補償開始までは保険料を支払っても長いです。初月支払い後60日とか90日とか経ってからの診断でないと、保険支払いの対象にならない商品が多いと思います。
G項目 支払い方法や割引の有無、あるいはその他の特典
☞ 年間一括だけだったり、逆に分割払いしかない、あるいはクレジットカード払いしか
無い事もありますので一応確認が必要です。
また、一般的なサービスとして、獣医などによる電話相談サービスがあったりします。
初めてお迎えしたご家庭などは良いかも。
H項目 支払額
☞ これはA・B・D・Cあたりの条件次第。
特にAとEの愛犬の年齢は大きく影響すると思います。
結構悩みますよね。でもよりマッチした商品を選びたいものですが、繰り返しになりますが以下の点はくれぐれも要注意です。
- 年齢と大きさによって保険料金は異なる点
- 高齢になるほど保険料金は高くなる点
- 更新ごとの保険料金の上がり方は、商品によって異なる点
- 特定の病気になった翌年の更新ができな商品がある点
うちのわんこの場合
さて、うちの愛犬の場合のご紹介です。
初めてショップからお迎えした時に、店員さんの勧められるがままに保険に入りました。
結果的には良かったと思います。
暮らし始めて最初の2年までに、誤飲だったり、お腹壊したり、お腹に虫が湧いたりとしょっちゅう病院のお世話になっていました。よって、こう言っては何ですが ”もと” はとれていた感じです。
その後健康にもなり保険は解約していましたが、5歳を超えた時にふと見たペット保険の広告から少し調べだして思ったこと。
それは、
これからはどんどん歳を取っていくと思うと、病気やけがが多くなるだろうなぁ
家族だから、できるだけの治療はしてあげたいなぁ
また、時を同じにして、会社の同僚の愛犬が皮膚の腫瘍になって、3回ほど手術を受けたことが有るという話を聞いたりしました。
ここが再出発点でした。
そこで考えたのが優先順位。
通院でできる範囲の治療は、一時的にでもお金に困るほど費用は掛からないだろうと踏んで、以下の点に焦点を当てました。
- 入院と手術の1回あたりの支払額を高くする
- 年間の補償総額を高くする
- できるだけ待機期間は短くする
2か月ほど掛けて保険の選定をして保険に入りました。
その間に手術費用の100%の保険も見つけたりしましたが、さすがに高額でしたね。
また、6歳あるいは7歳以降の保険料金がそれ以前の年齢に比べ、どっと高くなる商品も多かったです。
それらを自分では納得できる保険を探し当てられて加入できました!
初回お支払い後、1か月過ぎた時にお散歩の帰りにうちの愛犬が階段踏み外して口の中傷つけたり、腰のあたりにできものできたりとたて続けて病院のお世話になりましたが、本当に良いタイミングで保険に入ったものだと自画自賛。
つくづく歳を取ったら保険に入るべきだと再認識しました。
愛犬の為のペット保険。まとめてみると・・・
愛犬は家族。
家族だから病気やけがの時には、できるだけの事をしてあげたいと思います。
そこで、保険はやっぱり入っておくべきかと。これ私の結論です。
でも、入り方は工夫の余地あるかなぁ
少し面倒ではあるけど、その時々で求める補償内容がやっぱり違う気がします。
① 加入する歳で補償内容を選んで商品を変えることもあり
② その為にも補償内容の優先順位をしっかり決める
③ 保険を乗り換える前に必ず乗り換え先の更新条件と保険料のUP額を確認する
④ 1年に1回程度は各社の保険を見比べる
みたいなところは、私も今後はやっていきたいと思います。
でも、健康に暮らすのが第一!
ながく一緒に暮らせるようにしたいものですね。
おわり